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ニキリンの試乗会に行ってみた。





まず最初に私はアジアが嫌いだ。どこまで行っても…血の匂いがする。
(エリア88を知らない人は読み飛ばすこと)

そういうわけで「リカンベントが欲しい!」と心に決めて調べてみたら、
台湾から優れたリカンベントが多数出ていることや、
ニキリンFUNなど東京近辺ではそっちのほうが入手しやすいことは分かっていたけど、
オランダのRaptoBikeのスタイルに一目ぼれして突っ走ってしまったわけだが、
その台湾製リカンベントを実際に見てみて、自分の直感が正しかったか確認に行った。

※ところで台湾のリカンベントと呼んでいるが
まずメーカー名がよくわからない。
(China Mascot、Performer、TW-Bents?)

 * * *

まずはRaptoBikeの姿を見るまで、最有力候補であったCobraである。



第一印象。意外なほど造りは丁寧。
私は、台湾ひいてはアジア全般に偏見があるのだが、そんな私でさえ、
これは質感がなかなか丁寧だと言わざるを得ない。

第二印象。写真の印象よりサイズが小さく感じた。
これは私が最初に掴んだRaptoBikeがでかすぎるためと思われる。
試乗会のほとんどのリカンベントが小さく、細く、スマートに見えたのだった。

あとニキリンのマスターは小柄な方であった。それは分かる。
しかし、いくらなんでも試乗車に145mmのクランクつけるのは
ちょっと、どうなんですかい。(私は170mm。)



後輪はキャノのレフティみたいになってるんですな。

すげー。

しかし日本製バカチャリみたいにガタつきなんてありえない。
かなりの次元でしっかりしている。
本当に日本のホームセンターで販売されてるチャリは
「これは自転車みたいな形してるけど、鈴として使うモノなのかなあ?」
ってぐらい揺らすとカチャカチャ音がする。
前輪トライクタイプでお値段4万円なのに…。
あれで頭蓋骨の柔らかい子供乗せて3人乗りするなんて
世の中の母親は毎日ヨハネスブルグ裸で散歩してるのと同じだ。



シートを取り外したところ。
これは…すごく実戦的です…。
折り畳み機構もなかなか丁寧だ。

(シートを止めるクイックリリース逆向きにしたら
折り畳みのレバーにも干渉しないのでは?)



可動のステムはこうだった。

リカンベントにちょっとでも乗り慣れたなら
「なるほど、この動きなら心配いらない」と分かるはず。

ちなみに私の会社でRaptoBike見たおっぱいの大きい若い女性が

「乗りた〜い!」

と言って乗ってはさまって動けなくって非常にエロいことになった。
この可変ステムなら(かっこいいな)そういうことはないはず。



これまた前輪駆動のリカンベント乗りなら思わず「ウム!」と唸ってしまう改良点。
銀色のプーリーがアイドラー脱輪を防ぐ。私はおとなしい試乗者なので、
ムリヤリチェーンを外すような乗り方はしてないので効果は確認してないが、
どうもニキリンさんと台湾メーカーで、よってたかってちまちま改良しているようだ。

で、乗ってみた感想ですが、
RaptoBikeの過激なスタイルに慣れてしまった俺にはあまりにも乗りやすくて物足りなかった。
逆に言えばこれからリカンベントが欲しい人にはとりあえずコレ勧めとけば良いと思う。
リカンベントとしての乗り味も申し分なし。
折り畳み機構も日本人が性癖でつける余計なものじゃない。バッチリ実戦的。
20万円(円高になる前は30万円)の価値は十分にアリ。

正直アジアがキライな私にとって台湾人や支那人が
すごいもの連発してる自転車関係については悲しいことばかり。
自動車みたいな未来のないものばかり作ってる日本人はもうダメかもわからんね。



この日本教育備品ってのがニキリンの正式名称らしい。

それはおいといてElegance。
クランクが145mmのCobraに乗るぐらいなら全然コッチのほうが乗ってて面白かった。

RaptoBikeで気になっていたのはサスがないこと。
結構田舎の割れた舗装路だと脳みそがシェイクされて大変なことになる。
それに対してこのEleganceは前後フルサスなのだ!こいつなら楽だろうな〜と思う。
これもRaptoBikeに乗りなれたせいか、写真で見るよりコンパクトで取り回しやすく感じた。

できたらじっくり乗ってみたい。



名前忘れた。サスがないタイプの普通のリカにも乗ってみた。

でもRaptoBikeに比べてこれだけシートが立っていたら、
頭蓋骨がちゃんと背骨の上に乗ってるわけで、サスがなくても、
割れた舗装道路走るときの振動ぐらい平気な気がしてきたぞ。

逆に言えばRaptoBikeがメチャクチャなバイクかも…。



そしてこれがサスがなくてちっこいリカ。Gallop。
写真はノーズがあまりに小人向けなのであわてて伸ばしているところ。
(試乗会なんだから前もって標準体型にあわせといてよ…)

タイヤのサイズは前が16後が20。多分。
実を言うとCobraより気になったかも。とにかく乗りやすい。
ステアリングに関してはホント見た目より乗ってみないと分からない。
マジで小さいくせに乗りやすい。不満なのは見た目の迫力がないことだけ。
それ以外は、なんだか分からないけどなにかのバランスが
偶然にも高次でまとまっているバイクだ。そうに違いない。

 * * *

で、まあ結論としては

・やっぱり台湾はすごい。
・予想より造りがかなり丁寧。
・日々改良&進化している!
・お店で売るだけあってシートの立ち具合は初心者でも安心して乗れます。
・RaptoBikeはまさに玄人向けスペシャルで俺好み。

ということでした。

最後にトン汁ありがとうございました。
おいしかったです。



おまけ。お客さんの一人が乗って来たアメリカのCATRIKEのSPEED。
やはり台湾製品とはまた一味違う風情、風格みたいなもんがありますな…。

前輪はシュワルベのマラソン。ステルビオだと後輪が浮いたんだって…。